東京電機大学理工学部(鳩山キャンパス)が位置する鳩山町や、最寄りの高坂駅が所在する東松山市をはじめとする埼玉県比企地方一帯は、緑豊かな里山が今も残る、首都圏におけるベッドタウンであるとともに最も自然環境に恵まれた郊外の一つでもあります。
古く源頼朝が幕府を開く際に比企一族が物心両面から頼朝を支え、最初の武家政権誕生に大きな役割を果たしたことでもわかるように、また国宝「法華経一品経」など多くの名品を所蔵し、かつては関東屈指の大寺院であった都幾山慈光寺などが存在するように、この比企地方は、古代以来、まことに豊かな歴史・文化を育んできております。
2004年東京電機大学理工学部内に教職員および学生からの構成によって設立されたこのNPO法人アートバーブズフォーラムは、この歴史的文化的風土を背景に、学生や地域の方々を含むさまざまな人的資材を活かし、文化芸術活動や官民共同プロジェクトなどを活発に推進することにより、まちづくりや地域の活性化をダイナミックに行うことを使命としてまいりました。
2001年から本キャンパスを中心に毎年開催をしてまいりましたアートイベント「国際野外の表現展」をはじめとする本法人のさまざまな過去の活動は Historyをご覧いただくとして、今や地域社会の再生の基本の一つが人材育成・教育であることも改めて認識されるようになってまいりました。既存の教育力と連携すべく、新しい教育力の期待がNPO法人に集まっています。あるいは、すでにNPO法人を主軸にした大学や企業・商店街とのパートナーシップ、いわゆる「産官学民」による新しい連携の実験も各地でさまざまに行われています。
また、大学の社会人教育・生涯学習の拠点化の推進など、行政や地域企業にとっても地域資源としての大学の重要性はますます高まり、新しい地域連携も始まっています。
こうした中、東京電機大学理工学部内に所在するNPO法人アートバーブズフォーラムは、「新たな公」の一つとして、社会全体の閉塞感を打ち破り、新しい連携・協力関係を創り、活気のある社会の再生をめざしておりますので、みなさまのあたたかなご協力ご指導を心よりお願いいたします。
NPO法人アートバーブズフォーラム理事長
東京電機大学理工学部教授
寺島悦恩